染色と塗料関係(衣・住関係)

 

建築材への利用

『柿渋による木材の着色仕上げに関する研究』

山本 和史 (岡山大学大学院教育学研究科)

岡山大学大学院教育学研究科研究集録 第150号, pp. 71 - 78 (2012).

媒染剤や植物染料を併用して15色の塗装仕様を確定した。耐水性や防虫性が期待できる柿渋の塗料としての利用を大きく幅を広げることに成功した。 この成果をもとに柿渋仕上げの側面パネルをデザインして、塗装原板を作成して、岡山県農業大学校の新築棟に利用した。

 

綿布の染色と機能性

 『柿渋染色布の染色堅ろう性』

岩崎 潤子・小林 康子 (東京家政大学服飾美術科)

東京家政大学博物館紀要 第21集, pp. 49 - 56 (2016).

 

環境や人体への負荷が小さい柿渋染色布を調製して、染色性、染色堅ろう性を研究してより良い染色布の開発を行った。 この成果により幼児から高齢者に至る幅広い世代の人々に役立つ衣料や寝具および介護用品が製作できる可能性が見えてきた。